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2009年 05月 12日

金沢一の繁華街の真ん中で無料授業

金沢から帰ってきても、どえりゃーえらーがや(むっちゃいそがしい!)で、早くも記憶が薄れつつあるので、さっさと書いておきたい。

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金沢の竪町(たてまち)といえば、金沢一のおしゃれストリートなのだが、その真ん中に不思議な店を見つけた。

http://www.tatemachidaigaku.jp/about/building.html#buiview
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題して「tatemashi daigaku」竪町大学、である。

いわば、街頭の授業である。

学者だけでなく、各界で活躍している人を招いて授業を受けるそうだ。

例えば、南極観測隊の隊員、ラジオパーソナリティー、デザイナー、・・・とかが講師の名前に並ぶ。


http://www.tatemachidaigaku.jp/class/teacher.html

で、授業料は無料・・・

なんか、金沢こういう超安価、多いですねー(笑)。

一応、ノートとか、記念グッズを売ってはいる。

残念ながら、この店の前を、4、5回通ったが、いつもしまっていた。大丈夫かね〜〜^^

ところが、もう飛行機が立つ、という最後の帰り道に、開いていた。
あわてて入って、中にいた人に、一体全体この店は何なのだ?と、聞こうとしたら、その人はずっと携帯に向かって話し続けている(笑)

ゆるいなあ〜〜 こういうの好き・・・・ですけどね。

いろんな大学の情報なども置いてあった。
http://tukurubu.org/

で、何も調べていず、私のカンに過ぎないが、実はこんな背景があるのでは、と思う。

金沢は都心部にいろいろな機能が集中していて、ほとんどを、歩き、自転車、路面電車、で巡れるまちだった。例えば、まちの真ん中の城の跡に金沢大学が入っていた。

ところが、90年代ぐらいより、ご多分に漏れず、郊外化が進んだ。さらに、新幹線が通るという計画で、都心から少し離れている金沢駅前の超高層ビル化が進んだ。路面電車は廃止され、金沢大学は、遠い郊外に引っ越した。

その結果が、都心商店街の寂れだ。

飲屋街はそれほどでもないらしいが、ファッションストリートであった竪町は確かにいくつか空き家も見えていた(今回の不況の前から進んでいたようだ)。若者は郊外のモールに行くようだ。

そこで都心商店街の活性化という課題が生まれた。

中心地から金沢大学などが郊外に移ったことによる、若者離れ、この流れを逆行させるために、竪町商店街でもいろいろな取り組みが始まった。

金沢を本拠とするいくつかの商店や企業が協賛し合って、この「大学」を開いた、という訳だ。

昔から、金沢を拠点とする企業は、「旦那衆」みたいな感じで、金沢市の文化・環境を守り育てていこうという意志が強かった。

だから、古い町並みがいくつも残っていたり(再生されたり)、まちのど真ん中に広大な緑が広がったり、まちのあちこちに博物館などの文化施設があったり、小さな運河がまちの真ん中をめぐり回り、憩いのある、そして夜はとてもロマンチックで、せせらぎがまちの中に響くような、そんな素敵なまちを作ったのだ。
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(また、遊び人で、お金をたくさん落としたので、いろんな文化や、うまいメシ、酒があり、飲屋街がにぎわっているのだ)

金沢の光りと影を象徴するような感じを、この竪町大学から受けた。

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by ganpoe | 2009-05-12 23:58 | Social or Economic


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