地域, 政治, 経済そして音楽・・・浅輪がんぽおのブログ

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2005年 08月 28日

改革の中身が大事。

改革、と呼ばれれば喜んで賛成する人が多いのですが、(小泉さんが首相に選ばれたときもそうでしたが)改革にも大きく2種類あって、一つはいわゆる新自由主義、といわれているものです。もう一つは、とりあえず自由協同主義、とでも言いますが、私みたいなのです。

この2種類はある意味似ているのですが、違うのです。新自由主義の特徴として、民営化を通して労組を弱体化させる、低所得者・地方への負担を減らす(年金・福祉)ことによってスリム化を図り、大企業の能力を強化する、よって国際競争力を高める、その力を中央政府の外交力・軍事力強化につなげる。というのが大まかな筋です。

ブッシュ大統領が軍産連合(これは日本で言う公共支出です)を変えられないように、小泉さんも入り口の郵政は民営化しようと思いますが、肝心の出口の公共支出のほうはほとんど改革できません。もちろん、郵政改革の後に、一つ一つ行うことになってはいるのですが。

本当に改革が必要なのはそこなのに。特殊法人や公共支出などは大きいので利権に関わる人が多いのではないでしょうか。

もちろん、以前も書いたように、郵便貯金などから特殊法人にいく巨大な非効率な金の流れはあるわけですから、郵政を改革する必要があるのは正しいのですが、そればっかりを急いで改革するのは逆に巨大な社会的不公正を生むと思います。

それに対するもう一つの改革の道、「自由協同」の道ですが、これは改めて(実はまだよく分かっていないからだという説もあるが・・・)
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by ganpoe | 2005-08-28 00:57 | Social or Economic
2005年 08月 27日

携帯音楽プレーヤー事情

日経新聞によると、携帯音楽プレーヤー界で第三位の業績を上げていたディオが撤退するそうだ。
すでに古参となりつつあったのだが、とはいえ、たった2,3年目の市場において、アップルやソニーの2大会社以外は経営が成り立たない状況になってしまったようだ。
激しい値下げ競争と新製品を次から次へと出すための体力は大企業しか持ち合わせていないようだ。
DVDプレーヤーもそうだったけど、こんなに早く市場が淘汰されてしまうのは最近よく見られる傾向だとおもう。特に汎精密機械製品市場に多い。

中小企業のネットワークがこれからのフレキシブルな産業には一番有利だ、とか夢物語のように語られた時代は、ベネット・ハリソンが言うようにある意味では、去ってしまったのだろう。中小企業だけではなく、大企業の経営戦略とどう絡んでいくか、という視点がない限り、地域経済の発展も考えがたくなっている、ということか。

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「リオ」のD&M、携帯音楽プレーヤー事業から撤退
 デジタル携帯音楽プレーヤーの業界3位で有力ブランド「リオ」を擁するディーアンドエムホールディングス(D&M)は26日、同事業から撤退すると発表した。2003年から展開していたが、新規参入組との競争の激化で赤字から抜け出せなかった。音楽配信の普及とともに急拡大している同市場は早くも淘汰が始まり、米アップルコンピュータとソニーの二強激突の構図が鮮明になる。

 D&Mが同日発表した05年4―6月の連結業績は売上高が187億4700万円、営業損益が10億4300万円の赤字。うち携帯音楽プレーヤー事業は売り上げが約30億円で営業赤字は9億6000万円。1年前には2万円前後だった低価格機種の価格が最近では1万円以下に下がるなど環境が厳しく、赤字体質に陥っていた。

 9月末で日米欧での販売を終え「デノン」や「マランツ」など高級AV(音響・映像)機器事業に経営資源を集中する。 (22:00)
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by ganpoe | 2005-08-27 10:52 | Music
2005年 08月 25日

日本のポップ名曲CD

を外国人の友達に頼まれて作ることになった。

難しいねえ。本とはぐちゃぐちゃの前衛的な曲ばかりを入れてやろうかとおもったのだが(ボアダムスとかルインズとか灰野とか)、明らかにそういう趣味の人ではない、ということで、挫折。
静かめな曲を中心にしながら、名曲、とおもわれるものをずらっと並べてみましたが、どうでしょうか?(ごめん、ローマ字)

1 Asia Sun Rise / Jiyu Titai (Free Zone)
2 HAJIME Chitose / Wadatsumi no Ki
3 KINA Syokichi / I-Yah Hoy!
4 Golden Cups / Sugisarishi Koi (Lost Love)
5 Yellow Magic Orchistra / Rydeen
6 Moon Riders / Scarlet no Chikai (Scarlet's Promise)
7 OHTAKA Shizuru / Kare Demashita (He's Gone)
8 SANO Motoharu / 99 Blues
9 YANO Akiko / Super Folk Song
10 Cornelius / The Macro Disneycal World Tour
11 Tama / Marimba
12 NAKAMURA Ayumi / Hero
13 OZAKI Yutaka / I Love You
14 TAKADA Wataru / Jieitai ni Hairo (Let's Enrol
in the Self Defense Army)
15 SAKAMOTO Ryuichi / Zero Landmine
16 OHTAKA Shizuru / Saja Dream
17 Soul Flower Union / Uta ha Jiyu wo Mezasu
(All Songs March to Freedom)

ずらーっと渋い曲が並ぶ中で、12あたりになんとなく正体を見られた(笑)という感じを出していますが、どうでしょう。おおたか静流が2曲でてくるのは、・・・ 当然でしょ!日本女性で最高の声(笑)。本当はサヤドリーム1曲するつもりだったんだけど。泣ける。後久しぶりに聞くと、尾崎の「I Love You」 っていい曲だなあ。歌もうまいなあ。歌謡曲、とかって馬鹿にしてたけど。この真剣な尾崎の歌声のあとに、とぼけた高田渡の「自衛隊に入ろう」が来るのがいい感じ(笑)。

喜納さん「花」とか頭脳警察「世界夫人よ」とかの超名曲はすでに依然その友達にあげたことがあるので、カットしました。
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by ganpoe | 2005-08-25 01:49 | Music
2005年 08月 15日

なぜ金ある人は裁判に勝つか?

映画『ニューオーリンズ・トライアル 陪審評決』Runaway Jury

昔、こういう話を聞いた。

ある人が、町の有力者が金を不法に着服していることをかぎつけて、裁判に持っていこうとした。専門家に聞いたら、「確かにそれは事実のようだけど、裁判では勝てないよ」といわれた。なぜか、と尋ねたら「相手は町の有力者だから」。

その後、何ヶ月にもわたる裁判ののち、結局、有力者は勝訴した。

ところで、なぜ有力者は、あるいは金持ちは裁判に勝てるのだろうか。そのことが、この映画を見て想像することが出来るようになった。アメリカ合衆国では、陪審員がいて、その人たちをうまく選択することが、裁判に勝つ重要な要素である。年齢、職業、資産、それから民主党か共和党支持か、というようなことから始まって、スキャンダルめいたものまですべて調べまくる。もし、票がぶれそうだったら、スキャンダルをばらすぞ、と脅してまで、自分たち側に有利になるように進める。

たとえば、アメリカでのO・J・シンプソンの裁判でも、黒人を多く陪審員に迎えて、さらに裁判自身を人種差別の問題のようにもっていって、勝利を収めた。あるいは最近のマイケル・ジャクソンの裁判においても、どう見ても有罪のように見えるのだが、結局、無罪放免となった。ところが、終わった後に、陪審員2人が、私たちは他の陪審員たちに脅された、と公言しだしたのだ。ところが、その二人は手記を書く、ということで多大な契約金をもらっていたりしてる。こうすると、どっちがどっちだか、分からなくなってくる。

しかし、この映画を見た本物の「陪審員コンサルト」が、まさにこのように働いているんです、といっていたのは衝撃的だった。

この映画、法廷サスペンスとしても最高に楽しめる。おすすめ。

ダスティン・ホフマン、ジーン・ハックマン、ジョン・キューザック、レイチェル・ワイズほか。
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by ganpoe | 2005-08-15 12:42 | Movies
2005年 08月 14日

トリコロールに燃えて(Head In The Clouds)

ファシズムの波がイタリアからスペイン、ドイツ、へと襲いつつあった1930年代のヨーロッパを舞台にして、イギリス出身の自由闘士、スペイン出身の看護婦、そしてフランスの荘園領主の娘、の間のパリに於ける生活、その戦争とともに崩れていく姿を描いている。

イギリス人は英国民となっているが、アイルランド人であると信じたい、というような左的な理想を胸にする男であるが、パリでの派手な生活に惹かれながらもスペインの市民戦争に出かけ、さらにナチスドイツとの戦いでは、パリの地下にもぐり戦う。それなりの成果を出すが、戦争というものへのむなしさも感じている。

スペインで市民戦争に巻き込まれた女はパリにてストリップやモデルなどをしてお金を稼ぎながら看護婦になろうとする。そしてまたスペインに戻っていくが、爆破によって殺されてしまう。

荘園領主の娘は、その父親に反感を持ちながらも、派手な生活を捨てれずに世の中のファシズムへの動きを(実は)気にしながらも(と、セロンの演技では見れる)、二人が本来責任のないはずのファシズムに対する戦争に対して「罪の意識」を感じ、その贖罪のためかのように戦争に参加しようとするのをけなす。人生には限りがあるのだから、その可能性を追求するのが大事なのだ、と諭す。

エゴイストで自分勝手な女だ、と見える。ところが、最後で明らかにされるのは、その女がナチスドイツの士官たちと関係を持ちながら、そこから得た重要な情報を連合軍に伝えていたのだ、ということである。

ここのところ、映画という作品として見るとちょっと「なんだかな」という感じなのだが、しかし、ロマン的な心情でゲリラ戦に突入する二人よりも、結果としては、この身勝手な感じの女が、一番連合軍に役立っていた、という。それも、極めてきわどい、あたかも支配者・権力者側に擦り寄っているような戦略を取りながら。--という展開はおもしろかった。

シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・タウンゼントほか。
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by ganpoe | 2005-08-14 12:20 | Movies
2005年 08月 12日

郵政民営化


郵政民営化で、町の郵便局がサービスよくなるんじゃないか、あるいはつぶれるんじゃないか、というようなことが議論されてるようですが、もちろん、メインの問題は郵便貯金・保険、というとてつもなく巨大な資金源をどうするか、という確執なわけです。

日本の銀行の貯蓄額のなんと3,4割を占める、という(どっちか忘れた)巨大な金額ですから、これをどうかして手にしよう、という議員、官僚、会社が争って政争を繰り広げているわけです。

民営化の表向きの理由は、この巨大な額が、財政投融資、として、道路公団、何とか事業団とかの特殊法人に振り分けられていたわけです。で、この「振り分ける」時に巨大な利権が働いて、政治家の皆さんやなんかが癒着して不正が多く、また特殊法人が一般的に非常に非効率になっていたんですね。で、それをたつために、政治家が関わりにくくなるように、民営の会社にしてしまえば、いいんじゃないか、ということ。

そうすると、いい話のように聞こえますが、もう少し詳しく見ると、そうでもない、わけです。

例えば、財政投融資が問題であったのは、不正もありますが、実のところ曲がりなりにも地域間不均衡な発展を是正するための再分配機構でもあったんですね。

で、僕たち(って他に誰のこと?)が批判していたのが、そうやって作るものが、それぞれの地域の経済情勢・構造と結びついてないような巨大コンビナートとか、大規模リゾート、とかで、うまく地域発展につながらないものだったり、あるいは環境が破壊されてしまって、例えば観光業などで伸びる可能性があったものが、崩れてしまった。あるいは、地域の文化が崩れてしまって、日本中どこ行っても、おんなじ様な町並み、商店街、といったものになってしまって、地域の魅力が失われていった。というような、どのような財政投資であったか、というそれぞれの具体例を問題にしていたんですね。

そういえば、田中康夫と浅田彰の対談でも、「郵便貯金という入るところの改革なんかじゃ意味なくて、でるところ、それぞれの公共支出のあり方、やり方、ということを変えないとどうしようもないんだよ」といってましたねえ。

民間主導の投資にしたって、地域開発の「思想」が変わらなければおんなじ様なばかげた開発になりますよ。リゾート開発やテーマパーク開発、とかがそうであったように。(ほとんど東京の本社に利益が行ったりして・・・)

で、それでいうと「民営化」というのを読んだときには、「地方切り捨て、東京集中」となる恐れがあります。なぜかというと、民間の資金というのはやっぱり「金の論理」に従って、儲かるところ、すでに金があるところ、に集まっていく傾向がありますから。

株式会社郵便局が日本中に口座を開いていて、そこで集めた金が東京の会社に、開発に投資される。まあ、東京だけでなくても、大都市に。民営化、規制緩和だけでなく、ある程度の規制は必要ではないのか。一つ一つの現場にあわせて判断する必要があるのではないでしょうか。

で、先に行ったとおり、公営だと、「曲がりなりにも」地域不均衡是正のために振り分けられる傾向がありますからね。で、どうして自民党(の執行部)がこれを変えたいか、というと、結局のところ、選挙の票田を地方から都市部に変えよう、という動きがあるからじゃないかな、と思ってるんですが、どうなんでしょうか?だから、それに反対するのは「地域のボス」みたいな感じの政治家?

確かに特殊法人とかの非効率さは目にあまるものがあるんだけど、では民営化、の一言でうまくいくか、というと先行するアメリカ合衆国やイギリスを見てみるといいとおもいます。レーガン・サッチャー時代から「民営化」をスローガンに行っていましたが、(基本は労働組合つぶしのためだけど)その結果、効率化したか?いいえ、彼らの国の公共交通・社会保険制度などは問題ありです。貧富の差は拡大し、地域的不均衡は拡大し、その差から、宗教的原理主義などに走る人も増えています。

で、財政は少なくなったかというと、建前とは別に、実はずっと国家支出は増え続けている。軍事費も増えている。研究開発も増えているし、社会保険料も増えている。

改めて言いますが、郵便貯金を「民営化」しても喜ぶのは、その資金を狙っている、金融資本家、巨大企業であって、その結果、地方切り捨て、東京集中(といってもさらに込み合って住人にはあんま利益なし。重労働、満員電車)が起きるでしょう。

もちろんそのために、平成の大合併、あるいは道州制、とかを導入して、地方は財政独立して、独立してやりましょう、という形を整えていくでしょうけど。
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by ganpoe | 2005-08-12 13:35 | Social or Economic
2005年 08月 01日

Roger & Me 付けたし

前回のブログで言い忘れたこと(はたくさんあるけど、これ忘れちゃ!というの)。

フリントはミシガンにあって、ずっと北にあるんだけど、そこで工場閉鎖で失業者になった人たちが、米国南部に移住していく、という状況が述べられていました。

あと、キリスト教の原理主義的な人たちが、そのような失望した失業者たちに対して、積極的に語りかけていく姿も映し出されていました。

このような1980年代から90年代にかけて起きた大きなアメリカの構造転換がありました。

で、この「南部移住」+「原理主義」=現在の「共和党=ブッシュの支持者」 という図式が見えてきた、ということです。
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by ganpoe | 2005-08-01 10:27 | Movies