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2006年 12月 06日

都市とよそ者

ニューヨークに住んでいる人のうち、30%は外国生まれだという。一時的に滞在している人を含めば、その比率はさらに多くなるだろう。さらに、ニューヨーク以外の米国で生まれた人を含めれば、その数は住民の半数以上を超える。

要するに、ニューヨークは「よそ者」の街なのだ。では、そのよそ者を排除しているかというと、そうはいえない。もちろん、巷で人種差別などはある。しかし、行政を携わる人たちが、「あれは外からやってきた人たちだから、無視してよい」などといったら、即、職を失うだろう。

外で生まれようとどうだろうと同じ市民なのだから、「住民差別」だ。

そもそも、都市というものは「よそ者」のものなのだ。

農村ならよそ者を排除する、ということもありえるかもしれない。もちろん、最近ではそのような傾向も変わってきている。

それが、都市において「よそ者」を排除したがるとは、要するにそこは都市ではないのだろう。(はじめから集住している地域などないのであって、よそ者が市場などを目指してだんだん集積していくことによって都市はできる)

他所からやってきたものが、迷惑なことをやっている、というのは、例えば、外国人排斥主義などにつながるような田舎物根性ではないだろうか。排外主義の悪い例ではないだろうか。

よそ者がたくさんやってきて、われらが街を気にかけていろいろ運動をしている、というのはありがたいことであれ、迷惑ではないはずだ。よそ者がやってきて、活気付けない限り、街の伝統なども死んでいくのだ。

ついでに言えば、都市には、そこに住んでいない人も仕事・教育・遊びなどのために集まってくる、ということもあり、それも都市の魅力のひとつ−−都市の定義のひとつだ。
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by ganpoe | 2006-12-06 11:56 | Social or Economic