地域, 政治, 経済そして音楽・・・浅輪がんぽおのブログ

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2009年 06月 21日

組織人とアナーキー

昔、60年ぐらいに、アメリカでベストセラーになった本で、
「組織人」Organization Man
というのがあるそうだ。
自分は読んでいないので、よく知らないが、

要するに、アメリカは個人主義の国だ!と主張してきたが、実際は、ほとんどが組織で囲まれた社会になっていて、「個人主義」で動いているつもりでも実際は、組織にくるまれた利害関係でしか行動できなくなってきている、

ということだと聞いている。

アメリカで組織が発展してきたのは、19世紀の終わりぐらいからの鉄鋼業とか、フォードなどの自動車産業が発展してきたころからだと思う。

その組織を擁護する思想として、例えば、全体主義(ナチス)のおおうオーストリアから逃げてきた経済学者シュンペーター(彼は20代で大蔵大臣みたいなことをやり、全体主義に流れていく官僚組織にこりごりしていた)や、後に経営コンサルタントとして高名になるドラッカーがいた。

かれらは、全体主義に流れていく祖国をみながらも「多くの人たちをまとめていく」必要がある時代の流れを感じていた。しかし同時に国家全体主義になることの危うさーー差別、思想の統制・・・を感じていた。

だから、「多くの人たちをまとめる」と同時に「個人主義」を成り立たせる方法を深く考えざるを得なかった。

そこで、「組織」「経営」それから「イノベーション」などの考えを発展させたのだ。

シュンペーターによれば、社会を変えていくのは新しいアイデアを実現させていく「起業家」だ(これは、ビジネスだけでなく、文化や環境や医療や科学・・・いろんなところに当てはまるだろう)。しかし、彼らのアイデアを実現させるには、資金がいる。 これを銀行などが信用創造を行い、支える。

ドラッカーは、もう少しミクロなところから、このような起業家精神を維持していくための「企業」や「NPO」の組織はどうあるべきかを説いた。

組織は利益追求よりも(それは評価を表す客観的尺度であって)「目的」ミッションこそが中心に添えられなければならない、と主張した。

例えば、企業のトップに寄り添うような組織ではなく(それは腐敗する)ミッションに寄り添い、その達成に向かっていく、そのためにはトップは尊敬されるようでなければならないし、社員を第一に幸せにさせなければならない・・・各論をいえばきりがないが、「マネジメント」という名著を読んでいただきたい。これにはエッセンシャル版もあり、実に良くまとめられている。

しかし、二人とも同様に、これらが大企業化につながり「組織人」を作り出すことを感じていた。シュンペーターの『資本主義・社会主義・民主主義』やドラッカーの『ポスト資本主義社会』など。

たとえば、公害病として悪名高い水俣病をうんだチッソという会社は、内部の研究所で、水銀中毒の可能性を既に察知していた。しかし、「組織人」であった彼らは良心の痛みを感じながらも、それを外部に出そうとせず、隠し続けた。

なぜ隠し続けるか? 自らの属している「組織』の利益に貢献しない限り、生活していけないのではないか、という恐れがあるからだ。

悪いニュース、その他含めて、公開していけば、このような「組織」があっても「組織人」が生む弊害はなくなっていく。そのためにはどうしたらいいのか。

実際のところ、悲しいことだが、水俣病をはじめとする、とてつもない被害が起きて、社会が動き出して、国家や自治体が法制化などせざるを得なくなる・・・そういう形でしか、「組織」は良くなっていっていかない。戦争の被害があって、やっと反戦運動が動き出すようなものだ。国際連合も、第二次大戦の甚大な被害によって、やっと出来たのだ。

ほかに、「組織人」を離れる方法はないのか?

たとえば、「組織」から自立して人間は生きていけばいいのではないか?という問いもあり得よう。

しかし、実際として、すべて自分でリスクを負うのは怖い、という人が多いので、サラリーマン、官僚のままでいた方が良い、と言う人が多いだろう(最近はサラリーマンのままでいた方がリスクだよ、という説もあるが。サラリーマンがミスをしたとしても会社は結局責任を取らず時間が過ぎるのをまち、ミスをした人が左遷されたり、首になるのがやまだ。)。

しかし、組織を離れて自由人となっても、社会にはあちこちに組織があるし、仕事をしていく限り、それらの組織に気を使ったりしなければならない。また、自分が自由人になって起業家になっても、自分の仲間たちを・会社を「組織化」するだろう。

完全な自由人(アナーキー)は不可能だ。

それは貨幣を無くさないと、成り立たない。貨幣に頼る必要がなければ、あらゆる「組織」に気を使う必要はなくなり、たしかに人間は本当に自由になれる。

しかし、貨幣を無くすことは出来ない。

貨幣は、いわゆる「交歓価値」を保証するもので、それを持っていることによって、色々必要なものや、欲望するものを「交換」によって手にすることが出来るからだ。

貨幣がなくなったら、どうやって生きていくか。

動物と同じである。

完全な自給自足か、「家族」みたいなところで「たすけあい/おくりもの」をするか、「奪う」しかない。

昔、ポラーニーという経済人類学者がまとめた3つの交換がある。

自給自足は、交換でないから置いといて(といっても、自然から奪い、還し(排泄物、死体などの形で)という「自然との交換」は残る)

1)たすけあい/おくりもの (互酬制)
2)奪い/再分配する (奪い続けているだけでは、奪う相手がいなくなってしまうので、適度に再分配する)
3)市場に置ける交換(お互いに値踏みして、合意して交換する。物々交換から貨幣による交換に変化していく)

これ以外に交換の方法はない。そして、これらの交換がなければ、人間界は成り立たないし、動物界も、自然界までも、最初の二つの交換がなければ、ある意味成り立たない。

これらの3つの交換方法が現代社会で全体化したものが生み出した組織が次の三つだ。(柄谷行人『世界共和国へ――資本=ネーション=国家を超えて』)

1)国民国家(Nation)
2)官僚制国家(税金を奪い、それを公共事業として分配する)
3)資本制

そして、これらを無くすのは不可能だ。そもそも3つの交換がなければ、人間社会が成り立たないし、現在の科学技術の程度が、上記3つのレベルの組織を要請するからだ。

(あまり深く考えていない)アナーキズムの不可能性は、これらを無くそうと考えることにある。

これらを変化させることしか出来ないし、それこそが問題なのだ。

それらを変化させるためには、もちろんアナーキスト的な運動による圧力ももとにあるかもしれないが、しかし根本的には、それぞれ3つのシステムにある根幹となっているものを尊重せざるを得ない。

それらを尊重して、それらを変えていく、あるいは、より合理的に、市民生活に生かせるものに変えていくのが変革の方向である。

1)コミュニティ
2)法
3)起業と信用創造

これら3つは尊重せざるを得ないし、これらを生かしながら、では、どういう形の社会の形を描くのか、つくっていくのか、という問い方をせざるを得ない。

この点で、地域政治経済学には私は惹かれるのだが、もちろん、これだけですべてが片付く訳ではないだろう。
プルードンは、アナーキストの中でも、これらを意識しながら行動していたし、書いていた。一つには、かれは、起業家でもあり、国会議員でもあったからだと思う。


(久しぶりに長い文ですみません。同じようなことを何回も書いている気がするのですが、時には、こういうイデオローグ的な総論も、述べる必要があると思いました。友人に酔った席であおられたこともあり(笑)・・・。現在の自分は、こういう総論より、個々の自分の現場に置いて何をするか、どういう問題があって、それぞれをどういう人に問いかけて、変えていくか、という各論に最大限の興味がある訳ですが・・・後は、愛とか、詩とか、音楽とか、酒とか(笑))
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by ganpoe | 2009-06-21 12:54 | Social or Economic
2009年 06月 19日

代表の下平さんです

シモヘイさんの記事が載っているとの情報をキャッチ。

いやいや、世の中には多才な人がいるものだ。彼の現在の役職(?)

日本バックギャモン協会元会長(現在現役選手)
歯科医
ロックバーオーナー
Save the 下北沢 代表
おもちゃ博物館・・・の何かのまとめ役
ミュージシャン(?)
夜ごと、下北の店という店を、はしご酒・・・

ええ、私の役職は・・・

色々やってるのは変わらんけど、どれもシモヘイさんと比べるとレベルが低いなあ。


下に再掲したのは、以前、彼のバーで行った記念ライブのレポート
===========

Save the 下北沢 Night Vol.4 レポート (浅輪)

雪の中、アスファルトの黒い夜道が白く変わった頃、「Save the 下北沢 Night Vol.4~あゆむ街」が始まった。

文化発信基地としての下北沢という特徴を守り続けると誓うお店、Never Never Landの新しいオーナーにSave the 下北沢代表の下平氏が就任されるのを祝ってだ。

そこで私が思ったのが、音楽だけ、芝居だけ、とかいうのではなく、下北沢の文化の特徴として色々な異業種が集まってまさに異文化交流する、そのミクスチャーの中から、新しい刺激的な文化が、それぞれの違う分野において出てきている、という特徴だった。

私は、音楽だけでなく、トークや、映像やダンスやいろんなものの混じったイベントを行いたいと言った。また、ゲストを呼ぶだけでなく、Save the 下北沢のメンバーだけでこれだけの催しができる、というのも示したかった。

そして、まさに異文化交流ともいえる "Save" のメンバーのみを中心としての、音楽と映像の集まりという企画が生まれたのだ。

オープニングは浅輪がんぽお=私に、パーカッションの葛飾ボンゴロウが加わったDuo。当日風邪をひいてしまっていた私は、頭の中がぐっちゃぐちゃ。最初の数曲は、かなり不満が残ったが、3曲目の途中で、マイクスタンドをギターで張り倒すハプニング!それからはやけくそ状態。それなりのハイテンションで最後まで持っていけた。ま、楽しければいいじゃない・・・共演の葛飾さんともぴったりあっていたし。

その次に映像。機材の関係で当日上映順番が代わったが、2番目に流されたのが、現在上映中のドキュメンタリー映画『東京ソーダ水』の予告編。そして飯塚監督ご本人のご挨拶。映画に出演している "Save" メンバーの荒木さんも並ぶ。東京に住む8人の女性の人生が変わった瞬間をとらえた映画。しかし、その予告編の中でもなぜか下北沢商業者協議会の大木さんの姿が一番目立つ。

その大木さんに密着した新作ドキュメンタリーが本編の須藤監督『あゆむ街』だ。開始時間の2時間前まで編集をしていたというまさに出来立て。その甲斐あってか、最後まで本当に面白く見ることが出来た。下北沢の新しい文化の流れと、古い伝統文化の流れが絡み合う展開。

映画の中で「再開発されたコンクリートのビルだって、その場で育った子供には、それが故郷の風景となるだけだよ。」というような意見が発されていた。それに戸惑う須藤監督。それに映画は答えていたのだろうか。

問題は、どんな場所に育つかということではない。どんな場所に育つかということが、市民には「コントロール」できなくなってきている、ということが問題なのだ。現実は、一部の利権業者や官僚が、人々が住み、交流し、楽しみ、働く場所の開発を「コントロール」している。それが問題なのだ。結果としてどういう建物が建つか、どういう街ができるかではない。だれが「コントロール」するのが本当の「あゆむ街」なのかということ、それこそがこの映画の焦点なのだ。

映画の感動を胸にしたまま、バンド志田歩&Teazerが続く。パーカッションが木製の床に心地よく響く。エネルギーのかたまりのような志田さんの曲の数々、踊り始める人が出る。動物園でしかライオンを見たことがなかった私にとっては、彼のニューアルバム名「最後のライオン」ではなくて、初めて本当のライオンを見たような気分だった。

最後には、Save the 下北沢のサポートソングでもある「アモーレ下北沢」を合唱。風邪薬にアルコールが注ぎ込まれ、半トランス状態となっていた私は、拡声器を持ってはちきれていた。

そこで、今回のチラシに素敵なイラストを書いてくれたカエコムが花束を持って舞台に登場。バラの花束を手にした下平さんが最後にソロ演奏。ナイロンガットで甘いラブソングを披露。どれも、スタンダードになっていてもおかしくない美しいメロディのオリジナル。本当にすばらしい夜を見事に締める。

最後に、アンコールがアルコールに溶けていく頃には、雪はやんで、白く染まった道には轍が残っていた。
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by ganpoe | 2009-06-19 22:31 | Social or Economic
2009年 06月 14日

梅田洋品店の銀座での個展

以前のブログで紹介した、梅田洋品店、店長梅ちゃんの銀座での個展を見に行った。
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行ってみたら、突然、銀ぶらマダム達で小さな店がいっぱいになった。
ちょっと感動。
聞くところによると、銀ぶらマダムたちは普通、平日に観光客がいないときに、外車で乗り付けてギャラリーに来るそうだ。だから、値段の高いギャラリーは日曜日に逆に空いていない。
有閑マダムたちよ、会えなくて残念ですね。
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と思ったら、知り合いシダセイジュンがいた! 突然話しかけられて、びっくり。
色々話も出来てよかった。
彼もトランスコミックを描き始めたときよりも、ずっとセカイノカラクリの裏表を知りつつあり、それをよりよい方に解きほぐしていく方法をもっと念密に考え始めていた。要するに、簡単ではない(笑)と。

個人的には、そのあと、『生活圏としての地域・・・それを支える経済システムのからくり』
みたいなのを書いてくれる、とそれで最高だと思う。

あと、農業、というか、農村論と、文化論、・・・が欲しい。この辺を、どうやって政治・経済的に分析し、それを分かりやすい漫画に仕上げるか。

それから、ほかの人とも知り合いになった。今までアースデイ辺りでニアミス、実はあっていたはず・・・と言うトモコさんや
カワエリさんにも会った。それぞれアースデイに出店したり、オーガナイズしていた人たち。その人たちが、偶然同じときに来店した。 (あ、カワエリさんは店番をしてたので、ずっといたんですね!)

予想もせず、また、ネットワークが広がっていく。寺山修司が言ったように『書を捨てよ、街に出ろ』である。

7、8年ぐらい前に彼女たちとすれ違っていたはずの頃の代々木公園アースデイを思い出した。
今の企業ブースが立ち並ぶ姿とは違い、実にのどかなものだった。

その頃は、本当に手作り感覚で、ほとんどの人は、地べたにザコをひいて、座って売っていたものだった。

その代々木公園の野音近くから出発して、渋谷、原宿を廻って、イラク戦争の反対デモを行ったことも会った。
その頃は、ブラスバンドといっしょに、アコーディオンを弾きながら歩いたものだった。minorinomiさんとか宮川ジュンさんたちといっしょに。
炊き込みの有機米で作ったおにぎりを配ったりもした。
そんな思いの込められた代々木野音を、石原欲腹都知事がトーキョーオリンピックなどを誘致して、全部ぶっつぶして、バスケットボールコートなんかをつくるそうだ。何がエコロジカルなオリンピックなんでしょうね?
僕たちのどれほどの思い出と、気持ちがあの場所にこもっているのか、わかってくださってるんでしょうか?

そういう色々な思いが、走馬灯のように頭をよぎった。今、それぞれが成長し、よりたくましい(?)姿になって、またこの銀座で再会、あるいは、ついに出会った。

生きていた良かった。もっともっと、生きたい。

もっともっと、多くの人に会いたい。

もっともっと、多くの曲を歌いたい。

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銀座はいつ以来だろう? ちょうど、13日の下北沢のまち歩きで案内役のシモヘイさんが「銀座は旦那衆が集まって、建物の高さ制限を行政の高度化政策に反して、つくった。下北沢では、地主たちがそこまで独自性を取ろうとせず、結局行政におしまかされつつある」と言っていたので、銀座に来る機会が今日あったのは、ある意味偶然とはいえ、うまく出来過ぎ。

で、行ってみたが、どうもあまり魅力を感じさせなかった。確かに、高さはだいたいそろっている、でもそれぞれのお店の魅力が感じられない。

結局NYにいっても、5番街よりイーストヴィレッジ、ロンドンに行っても、Kings Rd.辺りよりも、Brick Lane辺りを好む感性は否定できない。
でも、銀座みたいな場所があるから、下北沢みたいな場所もある。都市にはその両方があるからこそ、都市なのだろう。
経済的にも、高い粗利を稼いでいると思われる銀座あたりの利益が、廻り回って、シモキタにも落とされていくんだろうから。しかし、下北沢で店をやっていくのは、本当に大変だ。粗利率は銀座ほどとれないのに、家賃は銀座並みなんだから・・・!!!
壊れよ、下北バブル!
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by ganpoe | 2009-06-14 21:25 | Art
2009年 06月 14日

装苑賞 高橋悠介

シモキタでお世話になっているジャーナリストの高橋ユリカさんの息子さん、高橋悠介さんが、
日本のファッション新人賞では最高に権威がある装苑賞を受賞した。

「装苑賞(そうえんしょう)は、新人デザイナーを対象とした公募のファッションコンテスト。1956年、女性向けファッション雑誌「装苑」創刊20周年を記念し、創設された。歴史が古く、現在では新人デザイナーの登龍門といわれ、これまでにコシノジュンコ、高田賢三、山本寛斎、山本耀司など数多くの著名デザイナーを輩出している。」

ちょっと前のことですが、受賞後すぐには聞いてたのですが、現在書店発売中の雑誌『装苑』に記事が載っているので、今取り上げました。
下北沢でのいろいろなつながりを記しておくのも良いかと思い、記しておきます。

http://www.bunka.ac.jp/soen/

一度、ユリカさんの出版パーティーで見かけただけですが、おとなしそうでいながら、うちに秘める情熱のようなものを感じました。 

おめでとう!  
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by ganpoe | 2009-06-14 12:01 | Art
2009年 06月 14日

森林はCO2だけでなく、窒素の消化もできなくなっている

森林もメタボ化…排ガス窒素「食べきれず」渓流に影響

朝日新聞より。

石油系エネルギーの問題は、地球温暖化で注目されている炭素系だけでなくて窒素もです。

炭素ガス排出が少ないディーゼルカーを欧州で進めているところもありますが、どう技術を使って薄めても、窒素ガスは有害なんですよ。

最近、欧州に行くたびに、町中の窒素ガスほかによる空気の悪さは堪え難いと感じます。

http://www.asahi.com/national/update/0612/OSK200906110150.html

 大都市周辺の渓流に高い濃度の窒素が流入していることが、群馬高専や大阪工業大などの調査でわかった。排ガスに含まれる窒素酸化物が長年降り注いだ結果、窒素を栄養分として吸収している森が窒素飽和の状態になり、吸収しきれない窒素が川に流れ出ている可能性がある。この「森のメタボ化」による窒素流出は、森の衰退や湖などの水質悪化につながるおそれがあるとして、森林総合研究所(茨城県つくば市)も調査に乗り出した。

 群馬高専の青井透教授(環境工学)らのグループが、首都圏の水源となる利根川の上流(群馬県安中市)で水質を計測したところ、窒素成分のひとつ、硝酸態窒素が1リットルあたり最大3.7ミリグラム、平均1.6ミリグラム検出された。湖沼などで定められている窒素の環境基準は同1ミリグラム以下。08年の1年分を積算すると、雨で降ってくるより1.5倍以上多い窒素が、森林から渓流に流れ出したことがわかった。

 調査地点周辺にはゴルフ場や畑など窒素の供給源がなく、山を越えた新潟県側や福島県側では濃度が3分の1から10分の1になることから、「首都圏から流れてくる自動車や工場の排ガスが原因だろう」と青井教授はみている。

 関西も同様だ。大阪工業大の駒井幸雄教授(水環境学)らが、六甲山最高峰の南斜面にあたる神戸市の住吉川上流の約38ヘクタールの森で雨水や渓流水を測定。02年から2年間で渓流の硝酸態窒素濃度は最大2.16ミリグラム、年間総計でも雨で降るより約2倍多い窒素の流出を確認した。

 08年7月から12月にかけて、流域に人家や田畑などの人為的な窒素の供給源がない大阪府内の渓流でも硝酸態窒素濃度を測った。その結果、212カ所のうち78カ所で1ミリグラムを超えていた。

 森林総研は、東京方面からの排ガスがぶつかる筑波山近くの実験林で、07年秋から窒素飽和が起きる仕組みや対策の研究を始めた。吉永秀一郎・土壌特性研究室長は「森から安全な水供給を続けることができるのか、詳しく調べる必要がある」と言う。

 窒素飽和になると、根が弱って森の活力が失われ、生態系にも影響が出かねないという。ダムや湖沼などでは富栄養化が起き、プランクトンの異常発生などによる水質悪化を招くおそれがある。(添田孝史)

 〈水環境問題に詳しい国松孝男・滋賀県立大名誉教授(環境化学)の話〉 まだ排ガスが原因と決まったわけではないが、森から高い濃度の窒素が流れ出す原因を解明する必要がある。琵琶湖の周辺の森でも、濃度が高い場所が見つかっている。森はどこでも「きれいな水の源」とはいいきれなくなってきた。

 〈窒素酸化物〉 石油などの燃料を燃やす際、空気中や燃料そのものに含まれる窒素が酸化されて発生する二酸化窒素など。排出された窒素酸化物は大気中で硝酸に変わり、雨や雪にとけ込んで地上に降る。化石燃料の利用増加とともに森林に降る窒素の量が増え、北米の東海岸や欧州で80年代から窒素飽和が報告されている。
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by ganpoe | 2009-06-14 11:32 | Social or Economic
2009年 06月 09日

6月13日(土)「下北沢まち歩き」を開催します!

6月13日(土)「下北沢まち歩き」を開催します!

最近の下北沢、テレビのグルメ番組などに取り上げられることも多く
休日はお店巡りを楽しむ人たちで大賑わい!
長年親しまれてきたお店が閉店した後に新しい個性豊かなお店が
できたりして街の新陳代謝も活発です。

小田急線地下化工事も進み、下北沢の地面の下にはすでに大きな
トンネルが出来てるとか。

“Save the 下北沢”のメンバーと共に下北沢再開発計画の予定地の
ポイントを歩きながら、この街の現状と未来図について語り合いませんか?
まち歩きの後はカフェでのお茶会も予定しています。

下北沢の「これから」が気になる方、どうぞ気軽にご参加ください。
以前のまち歩きに参加された方の参加も歓迎です。(以前に参加された方は無料です!)
みなさまのお申込をお待ちしています。
(当日直接来ていただいてもかまいません!)

(5月のシモキタまち歩きの様子)
http://www.stsk.net/activity/staffblog/2009/05/20095.html

日時:2009年6月13日(土)14:00〜17:00
*終了後にお茶会を予定しています。
集合:北沢タウンホール1階ロビー(下北沢駅南口より徒歩5分)
http://kitazawatownhall.jp/map.html
費用:500円(資料代)
案内:Save the 下北沢 有志
参加申込み・問合せ先:info@stsk.net

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下北沢は、知り合いに多く会えるまち。今日は、帰り道の10分くらいのうちに、5人も知り合いにあった。
ミホに、マッキーに、ターさんに、力丸さんに、テッさん
ぜひこの村みたいな、でも自由で雑多な「まち」を経験してみてください。
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by ganpoe | 2009-06-09 23:29 | Social or Economic
2009年 06月 07日

快晴ピュアロード、エンドレスライブ

イヤー、天気がよかった。 よかった、よかった。

ピュアロードフリマ。

何人の人に会えたか分からない。何曲やったか分からない。

ハレルヤ、当然歌った。レナード・コーエン作曲だが、ジェフ・バックリー風のアレンジで。
それから、シモキタ界隈の売れてる、売れてないミュージシャン、しかし、すべて気骨の入っているミュージシャン集まって、セッションから、セッション。

和気優からラピスまで。

ありえない。

で、肝心なフリマは?  うちわが売れました! ありがとう、太陽様。

とはいえ、最大の収穫は、一緒にフリマを出してくれた人たちとの新たな交流が持てたこと、それから、もちろんシモキタ界隈のミュージシャンの結束がまた強まったことだろう。今後の新たな展開に期待!

 
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しかし、浅輪がんぽお自身がでてこないが・・・自分で写真取ってるからしょうがないか!

がんぽおは、ギターにピアニカ、あらゆる民族楽器系打楽器と大活躍・・・でした。

カバーもオリジナルも絶好調・・・でも、リズムは狂ってほかの人はあわせにくそうな感じ・・・気持ちが入っても揺れないように。特訓、特訓。 ちょっと音楽に専念させてもらいます。

あと、まち歩きに参加してくれた人もきてくれたし、久しぶりにあった元同僚もいたし、話を聞いて、今度の13日(土曜日)のまち歩きに参加してくれる、という人もきてくれたし。ね、シモーヌ?

最高の一日。汗かきまくった。楽しかった。ね、志田さん、ヘルベルト!

私の記憶する限り、やった曲。(何か逃しているのがあったら、付け加えてください、コープレーヤー達よ)
========
下北沢の街角で (浅輪 がんぽお)
壊れた舗道
風が行く
聖誕祭
ハレルヤ(レナード コーエン)
Amazing Grace (Traditional)
Help! (Lennon / McCartney)
No Woman No Cry (Bob Marley)
Dancing In the Dark (Bruce Springsteen)
I Still Haven't Found What I'm Looking For (U2)
Like a Rolling Stone (Bob Dylan)
I Shall Be Released
Lili Marleen (Marlene Dietrich)
O Vreneli (Swiss Traditional)
ねこふんじゃった (???)
チューリップ (???)
The Internationale (Pierre Degeyter)
平和に生きる権利 (Victor Vara)
アモーレ下北 (志田歩)
Love is a Mystery
光りの中へ
ハッピーエンドを蹴飛ばして
コクハク(和気優)
天上天下唯我独SONG
Hey Joe! (Jimi Hendrix)
Stand By Me (Ben E King)
Don't Look Back in Anger (Oasis)
Sin Ti No Say Nada (Ami Christmas)
皆殺しのバラード(山口冨士夫)
Invention a 2 Voix no. 1 (Johann S. Bach)
no. 13
no. 15
平均律クラヴィア 前奏曲1
禁じられた遊び(Narciso Yepes)

...... もうさすがに忘れた・・・ (この2倍くらいかな?)

しかし、まさになんでもあり。
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by ganpoe | 2009-06-07 23:42 | MY Music & LIVE
2009年 06月 05日

6月7日(日) ピュアロードフリマ

う〜〜ん、雨、降りそうだけど・・

せめて雨が上がったら、路上で歌う予定ですから、みなさんきてね!

============

◎6月7日(日) ピュアロードフリマに出店します!

6月7日(日)に、下北沢の南口にあるピュアロードで開催される
フリーマーケットに“Save the 下北沢”も出店します。

下北沢で起きていることを広く知っていただくために、パネルの展示と、
オリジナルグッズのTシャツ、バッジ、バッグ、関連のCDなどの
販売を行います。メンバー放出の掘り出し物もありますよ。
美味しい屋台も並んでいます。

天気がよければ、メンバーの音楽ライブもあるかも!

休日のお散歩がてら、どうぞお立ち寄りください。

(去年12月のピュアロードフリマの様子)

http://www.stsk.net/activity/staffblog/2009/01/12.html

日時:6月7日(日) 12:00~17:00
場所:下北沢ピュアロード(王将の向かい側の路地になります)
地図:http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=35/39/20.889&el=139/40/16.033&scl=10000&bid=Mlink

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by ganpoe | 2009-06-05 23:24 | Social or Economic
2009年 06月 04日

外環 東京外環自動車道

今日は、喜多見で外環の説明会があって、寄って来た。

現在のすみかの近隣を通り、憩いのオアシス、野川にふたをする。

それぞれの場所でそれぞれの市民の活動があって、ちょっとした歴史を感じた。

でも、多くのことの成り行きがよくわからなかった。初心者には。
それぞれの場所の市民活動の歴史、みたいなパンフレットがあればいいのに。

役人の対応は、下北沢よりずっと低姿勢に見えたが、結局、どこかの組織で決められた動きを止めることは出来ないように見えた。「住民の声を聞いて、出来ることはやります」と言うが、期限を自ら決めないんだから、結局やらないだろう。

どんな不況であろうと、それで、社会のシステムを政治家や官僚が変えてくれる訳ではない。元のバブル社会を復活させようと動いているだけだ。今の社会システムを変えようと思ったら、やっぱり市民が動かざるを得ない。というか、役人でも本当に変えたいと思っている人も、世論が後押ししないと、組織内で動けないんだろう。

面倒であろうと、それぞれの地域に生きているのだから、関わらざるを得ないし、新しい人との出会いもうれしい。

・・・でも、もっと若い人もいればなあ・・・

若い人が市民活動をするというのはそんなに変なのかな。他に僕がみてきた国ではだいたい、学生とか若い人が積極的に動くんだけど。
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しかし、この外環といい、下北の道路といい、それからオピリンックといい、こんな公共事業はもうやめてくれ。代々木の野音をオンピリックのバスケットコート作るためにつぶすだと?! 清志郎が歌ったあのステージを?

どこがエコなオリンピックなんでしょうか?
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by ganpoe | 2009-06-04 23:19 | Social or Economic
2009年 06月 02日

Afrikawaii 梅ちゃんのアフリカ個展

西荻でアフリカショップ「梅田洋品店」をやっている、友達の梅ちゃんが、なんと銀座で個展を開くそうだ。

梅田洋品[展]

テーマは、「アフリカワいい」

・・・個人的には、「アフリカっこいい」とか、「アフリ快感」とか、「アフリ勝手にやるぜ」とかの方が好きだが・・・時代遅れか。

今日は、私も梅田洋品店ではないけど、アフリカンフォーレストという店で買った、アフリカシャツで、ちょっと派手に決めていましたよ。 派手だけど、これはアフリカでは正服で、サラリーマンのスーツみたいなもので、みんなこれで通勤しているそうだ。(うそ)

。。。。。

【期間】6/11(木)〜16(火)
【時間】12時−20時(16日は17時まで)
【会場名】Gallery S.c.o.t.t / ギャラリースコット
【住所】104-0061 東京都中央区銀座7丁目7-1幸伸ビル地下 1階
【最寄り駅】東京メトロ『銀座駅』(銀座線・日比谷線・丸の内線)。[A2]出口から徒歩5分(A2出口をでますと四丁目交差点)
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by ganpoe | 2009-06-02 23:10 | Art