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大王わさび農場

信州は、安曇野の大王わさび畑で、短い休暇を楽しむ。

大王というのは、八面大王という人物のことで、坂上田村麻呂(平安時代に蝦夷(えみし)相手に北征を行った人物)のきつい貢(強奪)に反抗して立ち上がった人物だ。彼は破れ、この地にある洞窟に隠れたが処刑されたと伝わる。

現在では、わさび農場が広大に広がる。一定の温度のわき水において成育するために、中央アルプスからの冷たいわき水が豊富にあるこの辺りに、わさび畑が広がることになった。近くのレストランやみやげ屋には、当然のようにたくさんのわさび、わさびグッズ、わさび料理。 わさびたくあん、野沢菜、はまだ分かるが、わさびカレー、わさびコロッケは、ヘンな感じ。でもおいしそう。でも、わさびビール、わさびチョコ、わさびワインはどうなんだ?

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この近くに穂高神社があり、古代に北九州とつながりがあった由来が書かれている。 この山奥から遠く朝鮮半島まで出征して、新羅と戦うために百済軍に混じって戦ったそうだ。

信州山奥には、朝鮮から北九州を通り、日本海側の海の道を通り、今の石川、富山、新潟から入植した朝鮮系の人が多い。

当然ではあるが、日本の歴史上、ずっと日本海側が中心であって人口も太平洋側よりずっと多く、朝鮮・中国・モンゴルとの関係も深かった。信州は、その後背地として、色々な変化を経験してきたのだと思う。

鎌倉幕府ー江戸幕府という流れで、つい日本の歴史も太平洋側中心に考えがちだが、ちょっと見直しも必要なのではないか。
by ganpoe | 2009-08-08 13:23 | Social or Economic

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