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ブレヒト「アルトゥロ・ウイの興隆」

ドイツ年ということで、がんばって関連事業にいってます。

ピナ・バウシュにも行った。

そうとは思って無くっていったところが、関連事業だった、ってのもあった。バイオリンの石田泰尚目当てで言った神奈川フィルの「カルミナ・ブラーナ」公演がそうだった。

で、こちらは正真正銘(?)の関連事業でありまするベルリーナー・アンサンブルによる演劇。ブレヒトの「アルトゥロ・ウイの興隆」です。ハイナー・ミュラーの演出。 といっても舞台セットは微妙に違っていたようですけど。

すごーく良かった。

何が良いといって主演のマルティン・ヴトケ、すごすぎ。
コミカルな演技は最高に笑えるし、ヒトラーの声帯模写は完璧だし、不気味さを漂わせる演技もよかった。

他の俳優も良かった。「俳優」役の俳優は「グッバイ・レーニン」にも出てたらしい。

舞台下を頻繁に通る地下鉄は、東ベルリンの下を通っていた西ベルリンの地下鉄を暗示してるのだろうか。それとも、ユダヤ人を大量に収容所に「配送」した電車だろうか・・・

ただ、字幕ではなくて、無線イヤホンは俳優の声が聞こえにくくなり邪魔であった。腹が立って、途中ではずしてしまったら、ずっと楽しめた。言葉の発音の仕方、抑揚、リズム感あるブレヒトのせりふ。

・・・ただ、何言ってるのか分からなくなってしまったけど。

昔、2年ほどドイツ語を習った記憶はあるのだが、肝心な習ったドイツ語の記憶が無い・・・

必見、・・・ところが、もう終わってしまったのであった。これが映画のレビューと違って残念なところです。
by ganpoe | 2005-06-29 23:52 | Art

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