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気候変動対策と街づくりや交通手段の転換

「自動車の駐車スペースの撤去など、ヨーロッパ各地の主要都市で気候変動対策に向けた交通手段の転換が進んでいる。中には、住民の45%が自転車で移動する都市もあるくらいだ。自動車を排除した街づくり、電動バスの運用、自転車専用高速道路の設置など、気候変動対策が着実に進んでいるヨーロッパにおける街づくりや交通手段の転換について紹介する。」

どうやって、まちなかから車の通行を減らしていくか、各都市で知恵を絞っている。
なぜそんなことをするかというと、
1)温暖化対策は重要
2)自家用車を増やすのは、地元から利益が外に出て行くことが多い。地元のお店から郊外の地域外チェーン店にお客が逃げやすい。
3)地域内の事業者サービスとの付き合いが減ってきて、地域外の事業者サービスやネットサービスへの依存度が高まる。

など、温暖化対策と、地域経済対策の両面から行われているようだ。
もちろん、地域の人の幸福度をあげる、という大前提もある。

相互扶助に基づく自治体にとって良いことと、国際的大資本と国家にとって良いことが、矛盾する面も多々ある。どういうバランスが一番良いのか、双方から歩み寄って、調整していく手腕が問われているようだ。

「スペインのバルセロナでは、「スーパーブロック」と呼ばれている、歩行者と自転車を優先した街区が整備されている。2016年に持続可能なモビリティ社会をコンセプトに設計されたとのことだ。自動車道はほとんどなく、あったとしてもせいぜい時速10~20kmしか許されていない。導入当初、経済界や自動車ユーザーから猛反発を受けたが、住人からは支持されたそうだ。なお、スーパーブロック化により、小売店舗が30%も増加したとの報告がある。これは徒歩で気軽に立ち寄れるようになったためと思われる。」



by ganpoe | 2022-07-01 23:38 | Social or Economic

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